岩下の新生姜に学ぶSNS戦術


みなさんこんにちは、パブリックグッド中尾です。

先日、鳩サブレーについて熱いブログを書いたばかりなのですが、

わたしの大好きな二大勢力のもう一つ、

「岩下の新生姜」についても書かせてください。

(好きなものばっかりかよ、というツッコミはおいておいてください٩( ᐛ )و)

 

わたしは生粋の生姜好き。

紅生姜が食べたいから牛丼屋に行き、

ガリが食べたいから寿司屋に行きます。

 

そんな私の大好きな「岩下の新生姜」が、

先日朝日新聞の記事に掲載されていました。

 

▶︎CM流さなくても…伸びる売り上げ 新生姜だらけの衝撃

https://digital.asahi.com/articles/ASN2B56FCN1YUUHB00N.html?iref=pc_ss_date

 

 

岩下の新生姜といえば、みなさんおなじみ「いっわしったのー、しんしょうーがっ!」のCMが印象的ですよね。

 

この記事によると、

出荷額で20年前の3分の2ほどに縮小した漬物市場への危機感も背景にあった。漬物の顧客の高齢化が進んでいる。

 

と、あります。昔からある企業が持つ課題を抱えていたんですね。

漬物は大好きですが、確かに、高齢化のイメージがありますもんね。

 

そんな岩下の新生姜が打ち出した戦術が、

「ミュージアム」「SNS」です。

 

 

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戦術①プロモーション施設として「岩下の新生姜ミュージアム」を開設

 

岩下の新生姜ミュージアムとは、栃木県にある2015年に開館した施設です。

館内には、巨大な新生姜にうつるプロジェクションマッピングや、恋愛成就のジンジャー神社など、若年層に向けてユニークで遊びごごろ溢れる仕掛けが溢れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほかのどの施設とも比較ができない、すごい内容になっています。

しかも入場無料。

先日私も行ってきたのですが、楽しすぎておもわず新生姜をかぶってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

楽しいって最高の顧客体験ですよね。

 

 

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戦術② 社長自らSNSでファンの拡大

 

どういう手法を取ったかというと、社長自ら、ひたすら「エゴサーチ」アンド「リプ返し」戦術です。

こちらの社長インタビュー記事に詳しく書かれています。

 

▶︎「岩下の新生姜」社長が語る、これからの企業に求められる“エモい発信力”とは

https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/chogetsu-suzuki/19-00207

 

 

そして始めたのが、届いたメンションにではなく、エゴサーチで見つけた好意的なつぶやきすべてにリプ返しをする地道な作業。

唐突な“社長降臨”が、かねて相当数いた巷の新生姜ファンたちを大いに刺激し、ザワつかせたことは想像に難くありません。

 

はい、そんな“社長降臨”をわたしも3年以上まえに受けたことがあり、

衝撃すぎて、友達に自慢しまくりました。

2016年のツイッターキャプチャが残ってました↓

 

 

 

 

 

 

 

 

リプ返しって「良いね」って押されるだけじゃないんですよ。

社長自ら、こんなに丁寧に返事をくれるっていうことに、当時ほんとうに驚きました。

まんまと戦術にハマったんですね。エモ戦術。

 

記事によると、

消費の低迷と購買層の高齢化により、かねて続いていた長期低落傾向は、Twitterでの「活動」を始めて4年が経った15年を境に反転して、上向きに。

 

なんてこった。

話題化だけでなく、こんなにはっきりとSNSが売上に寄与している事例は他にはあまりないのではないでしょうか?

社長は、記事の中で以下の様に答えられています。

 

とにかく商品をプッシュしていくっていうセリングが通用したのは、20世紀まで。低成長が避けられない現代は、いかにユーザーの「欲しい」って気持ちに応じていくかが問われるプル型マーケティングへの転換が求められる時代でもあると思うんです。

 

そうね、そうなんですよ…!

 

マーケティング関連の本で読んだ時は、

「プル型マーケティング、はいはい、プル型ですよねー٩( ᐛ )و」

みたいな感じで、わかったようなわかっていないような気持ちになっていた適当な私も、

実体験を持ったお言葉に、ものすごく理解ができました。ありがとうございます、社長。

 

SNSは若年層向けのマーケティングと取られがちですが、

SNS→WEBメディア→新聞・TVなどのマスメディアと逆流する形で波及することで、

結果、元々の顧客層であった“非SNS世代”への効果もあったわけです。

 

しかも、広告費をかけずに、ひたすら地道な発信で得た手法は、

すぐに真似ができるものではありませんが、

我々もマーケティングPRを検証する際に、考え方として大変参考になるのでした。

 

 

岩下の新生姜ミュージアムに行って、

壁面に貼られたメディア露出の数々を拝見し、これは広告換算したら一体いくらだ、、、と度肝を抜かれたわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広告を打たなくても売り上げを伸ばした、新生姜。

 

生姜が大好きで、元々ファンだった会社は、PRの大変参考となる事例だったことに、先日気がついたお話でした。

みなさんの好きなものは、PRのお手本になるものかもしれません。


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