いまさら聞けない「分散型メディア」をアウフヘーベンする


分散型メディアとは何ぞ

こんにちは、パブリックグッドのPRディレクター渡辺です。
早いもので、もう2017年残すところあと50日を切りました。今年はどんな年でしたか?

僕は今年息子が生まれ、働き方を真剣に考えるようになった1年でした。
奥さんの「ワンオペ育児」にならないようにはどうすればいいんだ、と日々自らの「働き方改革」に思い悩みながら、仕事と家庭の両立を頑張っています。

「ワンオペ育児」や「働き方改革」といえば、毎年恒例の「流行語大賞」のノミネート30語が先日発表されました。「AIスピーカー」や「うんこ漢字ドリル」や「ちーがーうーだーろー!」など「うんうん、流行ってたなぁ」と思うものもあれば、「アウフヘーベン」など意味もあやふやで、流行ったのかよく分からない語もノミネートされましたね。

ちなみに意味は下記の通り。

 

ノミネートされた語の中で「インスタ映え」は、今年メディアを最も賑わせた言葉のひとつ。同業の方なら、一度は「インスタ映え」を意識した案件に携わったのではないでしょうか。世間では「もういいよ」という声もよく聞きますし、ネット上では「Twitter映え」やインスタ映えするものに集る人々を揶揄した「インスタ蠅」なんて新語も出ています。

さて、前置きが長くなりましたが、そんな流行語にノミネートされるほど我々の生活に浸透したSNSですが、皆さんは「分散型メディア」という言葉はご存知でしょうか。今日は「分散型メディア」について「アウフヘーベン」しようと思います。

「いや、知ってるわw何をいまさら」という方もいれば、「あーあれね。分散してるやつね。」と言いながらそっと検索した人もまだ一定数いるかもしれません。

「分散型メディア」とは、主にSNSを中心としたプラットフォームに直接コンテンツを配信するメディアです。

もともとSNSは、WEB検索の補助的な立ち位置で、自社サイトに誘導するための集客ツールとして利用されていました(今もそうした使い方をしているメディアはありますね)。そこから、バイラルメディアという拡散を得意とするメディアが大流行しました。「いいね!」を押さないとコンテンツの革新的な部分が見られない怪しい手法が広がったのもこの時期です。そんなこんなでSNS経由の流入を増やすことが広く重要視されるようになっていきました。

しかし一方で、SNSで導入部分を読んで自社サイトに遷移してくるユーザーと、SNS上で閲覧・視聴を完結させるユーザーを比べると、圧倒的に後者の方が多いと言われるようになりました。そりゃそうです、Facebookで言えば国内の月間アクティブユーザーで2,800万人。そんな規模のメディアそうそう作れません。

そうしてSNSを中心としたプラットフォーム上で閲覧されるコンテンツを配信することを目的とした「分散型メディア」が登場します。1分くらいで料理が完成して、チーズやクリームがとろっと流れ出るところでフィニッシュする料理動画は、まさに「分散型メディア」として展開されていることが多いです。FacebookやInstagramをやっている人なら一度は見たことがあるのではないでしょうか。料理動画以外にも、最新テクノロジーを紹介する動画や、インフォグラフィックスを使ったニュース動画、生活に便利なライフハックを紹介する動画など様々です。最近では、自社サイトやアプリで囲い込みを図る「分散型メディア」も増えるなど、日々刻々と変化を続けていますが、おおよそはこんな感じです。

「分散型メディア」の特徴は、流れゆくタイムラインの中でユーザーの目を留まらせるのに非常に長けており、「料理好き」「最新テクノロジー好き」「育児中のママに役立つライフハック」などそれぞれターゲットオリエンテッドなコンテンツテーマを設け、ちゃんと視聴者とコメント欄でコミュニケーションを図る心理的距離の近さがあります。

そして、興味のあるターゲットをがっちり囲い込み、1つの動画あたり数万~数百万の視聴数を生み出しています。最近では「分散型メディア」に取り上げられることを喜んでいただけるお客様もかなり増えてきました。

現代のPRにおいて、ウォッチしておくべきメディアの1つだと思います。


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