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カラーバス効果って知ってますか?例えば、朝、テレビで「牡牛座のラッキーカラーは赤!」って言われると、その日1日、やけに「赤」が目に入ってくる現象のことを指す心理学用語です。カラーはCOLORで色、バスはBATHで浴びるという意味だそうで、定義っぽい書き方をすると「あることを意識することで、意識していることに関する情報が無意識のうちに自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと」なんだそうです。

僕は、いろんなマーケティング・プランニングを担当させていただきましたが、その度に、こういったそれっぽい理論、例えば、パレートの法則とか、ハロー効果とか、そういうものを聞きかじって、それっぽく戦略に入れたりプレゼンで喋ったりしてきたわけですが、だいたい、プロジェクトが終わると片っ端から忘れてしまうんです。ところが、このカラーバス効果だけは、なぜかやけに記憶に残っています。内容がシンプルだということと、自分の実生活に置き換えても納得感があるからなんだろうなと思います。

占いの赤ほど分かりやすくなくても、「あることを意識する」というのは、僕たちの毎日の中で普通に起こっている現象ですよね。例えば、腹が減ったら飯屋の看板だけがやたら目に入るし、上司に怒られたら電車の中で上司と似たシルエットの他人にビクッとしてしまうし、イベント会場探していたら「お、ここいけるんじゃね?」と感じてしまう。意識や視線の大小こそあれ、僕たちの毎日は、こういった意識が混じり合ってできているのだと思うのです。

実際には、昨日に比べて、今日の方が身の回りの「赤」が劇的に増えることなんてないわけで、あえて超でかい話にしてしまうと、結局のところ「世界は、自分が見たいように見ている」ということなんですよね。もともと人間というのはそうした特性を持っていて、たまたまそれに気づいたどっかの心理学者が「カラーバス効果」と名前をつけた、そういうことではないかと考えます。

翻って、あなたの目から「PRの仕事」はどう見えていますか?

パブリックグッドはPRの目新しい視座を掲げているわけではありません。ごく一般的な、普通のPR活動がメインの提供サービスです。戦略を立てて、ネタを作って、メディアに持っていき、そのプロセスをレビューして次に活かす。企画書を書いたり、アイデアをブレストしたり、メディアに電話かけたり、クライアントと打ち合わせしたり、時々怒られたり、成功したり、失敗したり、あなたの日常と僕らの日常はたぶんそんなに変わりません。

ただ、提供しているサービスは普通なんですが、僕は、僕自身も含め、一緒に働く仲間全員が「PRでこんなことできたら面白いじゃん」という意識をもって世界を眺められたらいいなと思っています。人生の長い時間を費やす仕事で、その方が幸せだと感じるからです。

けど、現実はなかなかそう思えないし、そうならない。こんなにたくさん電話をかけてもどうせダメだとくさくさしたり、誰かの理不尽な要求や怒りを謎に受け止めなきゃいけなかったり、とにかく細かい作業の連続で嫌になったり。その積み重ねで、PRという仕事に期待や展望を持てなくなって業界から離脱していく多くの人や、もしかしたらいまのあなたから見える「PRの仕事」はどこか淀んだ色なのかもしれません。

PRパーソンなら誰しもが見たことのある「淀んだ世界」はどうしたら解消できるんでしょうね。僕もまだ明確な答えはありませんが、パブリックグッドがそうならないように実践していることがひとつだけあります。それはPRのプロ集団であり続けること、あろうとし続けること、です。

PRのプロとは「PRサービスを提供してお客様にご満足いただき、対価をいただける人材」と定めております。パブリックグッドはプロ集団であり続けるために、「戦略」「コンテンツ」「メディア」の3つの領域をとことんまで突き詰めることをその本質と捉え、それ以外の余計なことはできるだけ排除する会社運営を心掛けています。

私がPR業界に入った1998年に比べて、お客様のPRスキルやリテラシーは劇的に向上しています。しかもパブリックグッドのお客様は「初めてPRやります」という企業様は少なく、ひとしきりPRを実践してみて、更なる高みを目指されている企業様が大半です。加えて、周辺のテクノロジーもどんどん進化しているので、その中でプロとして対価をいただくのはとても難易度の高いことです。

提供しているPRサービスを新機軸で提唱するPR会社もありますね。PRのコアバリューをストーリー設計や物語化に置いたり、PR会社はパブ屋ではない!と新サービスを立ち上げたり、いくつかのルールを規定して空気をつくると提唱したり、素晴らしいことだと思います。残念ながら、パブリックグッドには(というか、経営者の僕には)そうした、世の中に新機軸を提唱できる能力がありませんし、実は必要性もあまり感じていません。

というのは、日本にPRが持ち込まれてから70余年、その折々の時代性やトレンドの中で、様々な新機軸が提唱されては消えていきますが、結局残り続けているのは、「戦略」「コンテンツ」「メディア」の3つで、新機軸と呼ばれる様々な試みは、その3つのいずれかの派生形に名前をつけたものだと考えているためです。

これはこれで結構、いばらの道です。プロであり続けるということは、そんなに簡単ではありませんが、それ以外の余計なことに神経を注がなくてもよい環境から見えるPRは決して「淀んだ世界」ではないとお約束することはできます。

あなたがもしPRのプロであろうとしているのに、それ以外の余計な些事があなたにつきまとっていて、その結果、あなたに淀んだPRの世界を見せているのなら、一度、パブリックグッドのドアを叩いてみていただけないでしょうか。一緒にPRを突き詰めることで、見える世界が変わるかもしれません。あなたのご応募、心よりお待ちしております。

株式会社パブリックグッド
代表取締役 菅原賢一